今年もお世話になりました。 

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音吹畑
京都洛北の里山農村、大原で、農薬や化成肥料を使用せず、環境負荷をできるだけかけない有機農業を実践する農家です。マルシェで映えるような色とりどりの美しい野菜を好みます。里の駅大原や大原朝市での販売を中心に京都市内の八百屋やレストランに野菜をお届けしています。

年内最終出荷を終えて、気持ちようやくゆっくりの音吹園主です。

とは言え仕事納めはせずに、この大晦日と正月は休まずに動く予定。お世話になっている地主さんから古いビニールハウスの骨組みをあげるよ、とのお話をいただきましたので、その解体作業に出向きます。

十月に台風で倒壊したハウスは、甚大災害にたいする行政からの助成を受けられそうなので、新しいビニールハウスを購入し、一月中には建てる予定でいます。加えて、この正月に地主さんからいただけるハウス骨組み、さらにまた農家の知人の方からももう一棟中古ハウスをいただけそうで、この冬は何やら忙しくなりそう。ありがたいことです。

農業を始めてから毎年いろいろとありますが、2017年もやっぱりいろいろありました。

2016年年末に大原内で引っ越し、新たに作業をしやすい拠点を構えたことで、農作業の動きが各段にスムーズになりました。

ところが、投資した資金の回収がなかなか思うように進まず、特に上半期は苦労しました。

新たな農機の導入や引っ越しによる出費の激増、2016年度からの不作の影響が色濃く、春作はそれなりに計画通りにうまくいったものの夏作の伸びが今一つなこともあってカバーするには至らず、秋頃まで気持ちもどんどん凹むばかり。

就農以来、最も悩んだように思います。

さらに、十月は長雨による日照時間の圧倒的な不足に強烈な台風…。厳しい天候不順に全ての責任を転嫁したいところですが、そうするには自分の落ち度もたくさんあり過ぎて、こうすれば防げたはずやのに!もっとこうしておけば天候不順なんて関係ないはずやのに!と反省する機会多数、本来伸びるはずの第4四半期も終局に近づいた最近になってようやく上向きになってきたか…といったところです。

仕事のことばかり考えているのも良くない原因。

遊ぶ時は遊ぶ!働く時は働く!とメリハリをつけるのが本当に苦手な性分を何とかせねばと自覚してるくせに、この年末年始のハウス解体などは仕事ではない、むしろレジャー!と捉えているあたり、たちが悪いですね。(いや、自身はそれで良いけど、家族には悪い、というね)

しかし、振りかえってみるに、悩み多き一年ではありましたが、心底まで悩んだおかげで見えてくるものもたくさんありまして、農業経営をシビアに見ていく良いキッカケがたくさんありました。むしろここまでそれなりに順調に進んできたことで、スルーしてきたいろいろをしっかりと見直すことができてよかったと思おう。

そんなことを踏まえて、2018年はああしよ!こうしよ!と考え巡らせるのは楽しいもので、先達の「いい時もあれば悪い時もある!」という常套句に救われつつ、この二・三年のうちには次なるステージに移りたいものです。

 

さて、皆さま、今年も本当にお世話になりました!

このブログはいつもながら、音吹を知ってもらうために、野菜を買ってもらうために、続けてる!と言いたいところがですが、それ以上に、世の中にいろいろとある職業の中で、農業って身近にあるようで遠いと、農業に無縁だった自身が当時抱いていたその思いというか距離感というか、をポンと解消したいがための、余計なお世話的押しつけがましさもありつつの、自己満足なブログでありまして。

野菜の情報が少ない!ことを時には反省しつつ(笑)、(非農家が農家になって思ってる)日常のいろいろが野菜の向こう側には実は悶々としとるんやなぁ、とでも思っていただければ幸いです。いやほんとに!閲覧してくださるあなたに感謝しておりますのですよ!

ありがとうございました!

また来年も、よろしくお願いいたしますね。

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