異常が常態化しつつある気候や予測される有機農業のこれからの動きに対して。 

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音吹畑
京都洛北の里山農村、大原で、農薬や化成肥料を使用せず、環境負荷をできるだけかけない有機農業を実践する農家です。マルシェで映えるような色とりどりの美しい野菜を好みます。里の駅大原や大原朝市での販売を中心に京都市内の八百屋やレストランに野菜をお届けしています。

いつものことながら夏は更新が滞ります。

2018年の夏は、長雨・台風・日照りがもう何やら覚えてないけど繰り返したのやら何なのやら、農家にとってはとにかくやりにくい天候でした。

大原では、ここにきて台風襲来も含めて、雨雨雨…。土が乾く暇がなく、例年ならば種を蒔き、苗を植えて、秋冬野菜の作付けに取り掛からなければならないのですが…もう嫌やーアルバイトにでも出て稼ぎに行きたい!と半ば本気で思うほどに、畑仕事が進まない、だって土乾かないんやもん。

それを見越して早め早めの対策をとってきてるつもりですが、それでも追い付きませんねー。

去年に引き続き、この秋冬は非常に厳しい状況になってきました。どこの農家さんも似たり寄ったりのようで、別地域の生産者仲間と会うと、マジきつい、という愚痴を言い合う、何とも言えない会話がなされます(笑)

 

、さすがに二年連続になると皆、心が荒みますね…。

 

と、言いつつなのですが、実は音吹は昨年の反省を踏まえたいくつかの策が講じて、不安定な天候においてはそれなりに手ごたえもあったのです。

ところが、七月の連日の日照りが音吹としては一番の打撃、おかげで八月以降に強烈な失速。

失速・不振の大きな原因としては日照りをはじめとした天候不順が挙げられますが、天候をその理由にしていてはいつまでたっても進歩がないですね。対処できた部分もきっとあったでしょうから。

 

百年に一度の大雨!ですとかいつぞやの台風以来の巨大の台風!ですとか、もはや異常が常態化しつつある近年の気候に、来年こそは大丈夫やろー!と高を括っていたら、どんどん置き去りにされて今後の経営が成り立たないような、そんな不安を抱いています。

 

ここ最近のオーガニック業界の動き、先日ある方とお話するにあたり、

「これからは慣行農業やってるバリバリの生産者さんで有機栽培に転換する人増えてくるよ。既存の有機農家の低レベルな技術では到底かないっこないような有機農産物が出てきて、業界全体がガラッと変わるよ」

といったことで、これそのとおりになるやろな、有機JAS取得する農家は今後もっと増えてくるやろな、と同じように考えています。

業界全体としてはとても良いことだと思います。

 

ではそんな流れの中、音吹はどのようなスタイルで今後やっていくのがいいのだろう。

 

同じように、激化する市場に首つっこんで、よりシビアな競争で勝負しにいく?JAS取得して?

いやー、もう後追い過ぎます。そもそも向かない。

 

せっかく消費地に近い農村で営農しているので、もっと消費地の・非農家の人と距離の近い農業のスタイルを模索すべきだと思うのですが…園主がシビアな競争に向かないように人には向き・不向きがあります、園主だけがその気になってもできません。

何か方法を探していかないと、ここ数年は良くてもその後は分かりません。大原で、営農していくにはどんな方法が適しているのだろう。

 

といった経緯もあって、先日ある研修に出向きました。ある研修の話は別記事で記すことにして…それでは。

 

こちら→【京都オーガニックアクション主催、安価な環境制御システムを自作する講義】

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